副題:ZWO ASI 294MC Proのその後④
デジタル時代と言う言葉!・・・・・・そう言えば現代語辞典って言う分厚い辞書(年度発行)があった記憶があります。
古紙回収ボックスへ搬入して身辺整理をしたように思います。

「デジタル時代」なんて当たり前の時世ですからアナログ世代には辛いものですが、避けて通れないのも天体写真の世界です。
「美しく撮りたい!」それだけのために、生データを使うCMOS冷却カメラと対峙するじじい”爺”が奮闘しています。

さて8月最後と思われる晴れ間が8月8日の晩にありました。”RAW”データの画像処理の習得のための画像撮りの機会でした。
上弦の月が沈むのが深夜・・・・翌日の事もあり、遠征はしんどい!って訳で妥協して自宅駐車場で撮影しました。ビールを飲みながらは嬉しい。

色空間を”RAW16”にして撮影したのは頭上辺りにいる
「白鳥座NGC6914とVdb131・132反射星雲」
NGC6914 VdB131 132 8コマ 00-0-1

2019.08.08 25:07から撮影  撮影地:自宅駐車場にて 
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm  f 1,088mm F5.36) バックフォーカス81mm + ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RAW16  Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲13.5℃
Exposure:300s(5m)×8Frame=(40m) Gain:180 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング
dalk4枚でflat無し(必須課題ですね。)


Stellaimageでは今まではコンポジットがメインの作業だったので、fitsで展開する処理には不慣れであります。改造デジカメでは、dalkやflat の処理はRAP2で任せっきりの楽々処理ですがこのカメラは勝手が違います。

今回は仕上げ処理以外はStellaimage8で行いました。”ベイヤーRGB変換”など全て実数32ビットfitsで上書き保存の工程を試しました。
dalk処理・バッチ処理・レベル調整・ベイヤーRGB変換・コンポジット処理の工程順序を変えてお試し。パラメータの模索やStellaimage8の操作方法など、練習しないと判らないものもあり難儀でした。各処理は修正して行きたいと思います。

おまけの撮影
らせん状星雲
らせん状星雲 001-1

Exposure:300s(5m)×3Frame=(15m) Gain:300

フォーマルハウトが屋根にかすっていましたのでその上100㎝(笑)すぐにお隣の壁!結果15分で終了でした。

課題発見!秋を待たんとなりません。