今月のボーズを免れた10/20日の遠征。Lを追加したNGC7331です。

9月から4回分撮り溜めたので合成にチャレンジ、上手いこと行かないものですが投稿します。
カラーを含めて全部で5時間を超えた撮影でしたが、結局一回目と2回目撮像のL画像2時間分でした。
課題は沢山、備忘録に書きました。


NGC7331&ステファンの五つ子
ngc7331 ①②-lrgb-001-3
[光学系]:GS-200RC+ CCD47 (D203mm  f 1,088mm F5.36)   [カメラ]:QHY163M+CFW3M-US7
[パラメータ]: MONO16   :FITS  Binning:1 Gain:120 offset:60  冷却:▲10℃
[フィルター]:baader planetarium  L・R・G・B
[撮影日] 2020.09.14と09.20
[露出] L5m×(15+10)=(125m) R5m×6 G5m×6 B5m×6  (90m) 計215m(3h35m)
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+ QHY5L-ⅡM  PHD2ガイディング
[処理]:bias:80コマ dark:20コマ flat:各30コマ PixInsight Stellaimage8 
BPP&DBEとDeconvolutionはPixInsightで試してみました。まだまだ
”ガッテン”まではいきませんがいじっています。

なかなか思うように進まないGS-200RCとQHY163Mの取組みですが少しは綺麗に撮れるようになってきました。滑らかになって来た画像にはチョット自己満足です。
申し訳程度にしか撮れなかったステファンの五つ子は構造まで撮れてきました。楽しみです。
SⅡフィルター撮像は3回目でしたので合成はできていませんが来シーズンの課題に廻します。


・・・・・ 以下は備忘録 ・・・・・

課題はてんこ盛りです。

○まず、なぜ全部合成出来なかったのか?
 原因は8/22のレデューサー落下事件が事の始まりです。
 QHY163M+CFW3M-US7は特注のリングと笠井のマイクロアジャスターで接続をしてレデュー
 サーとのバックフォーカスを調整しています。

 8月下旬、画角四隅の星像をもう少しを追い込もうとしたところ、特注のリングとマイクロアジ
 ャスターが噛んで外れなくなり、無理して作業してたところレデューサーを副鏡へ向けて落下さ
 せてしまったのです。
 仕方なく撮影はできていましたが、3回目の遠征の前に、噛んでいたのに”ぽろっ”と外れまして
 、これ幸いとバックフォーカスを調整(2mm)。これが仇になりました。
 同心円状に円弧を描いた星像は外周に向けて動いており、重ねることは無理。そりゃそうだよな
 ぁ!。気が付くのが遅すぎです。

 ・また、ドロチューブに差し込み式のカメラは回転し、再現性がありません。マークを張るなど
  目測の補助対策をしている状態です。
  3回目は甚だ回転(15度くらい)しておりました。
 ・前回画角とのマッチングの赤経・赤緯のズレは画角の隅にある目立つ恒星で目測すれば、実視
  で1’~2’くらいのズレで追い込めています。この辺りの安定は課題です。
 ・そもそも赤道儀のセッティングにおけるアライメント精度も上げなければと感じています。遠
  征の都度ムラがある。

 という事で、複数夜に渡る撮影の課題です。

○darkやflatの取得やそれによる前処理。カブリ・ムラの除去。バックの平坦化。・・・・最優先の課題
 なのですが。ソフトの操作習得の課題なのです。
 ・アンプグローが消せない。dalkで消せるのか?
 ・dalk減算は不要なのか?
 ・flatの濃度はどれくらいが良いのか?

 等々、判らないことばかりですが・・・・・。


季節外れの対象ですが、10月2回目の投稿が出来ました。



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