えば今まで中々撮影の機会を逸していました。
明るくてスケールがあるので、いつでも撮影できるメジャーな対象のイメージでいました。
考えてみれば、デジカメで30分余りの露出で2・3回しか記憶にありません。ここらでチョット残して於こうなんて甘く見ちゃいけません。結構難易度がある印象でした。

M33 さんかく座銀河 局部銀河群
M33 (NGC598) 銀河  光度  5.7等 視直径 62.0'
M33-lrgb+ha-000-6
2020 09.20 23:33   撮影地:世羅西
[光学系]:ε130D 430mm F3.3  [カメラ]:QHY163M+CFW3M-US7
[パラメータ]: MONO16   :FITS  Binning:1 Gain:120 offset:60  冷却:▲10℃
[フィルター]:baader planetarium  L・R・G・B・Hα
[露出] L5m×7=(35m) R5m×4 G5m×4 B5m×4 Hα5m×2(70m) 計105m
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+ QHY5L-ⅡM  PHD2ガイディング
[処理]:bias:40コマ dark:なし flat:各30コマ  Stellaimage8
高度62.5度から撮影 南中で終了
秋を感じさせる11.9度まで下がった。寒い。 快晴 0~1m位。 夜露中。 
フォーサーズセンターの2/3クロップ



視直径が1度と大きな対象です。焦点距離430mmのε130Dに丁度いいです。F値も3.3と明るいのでHαフィルターを試してみました。これができるのがいい。
Hαの露出は450sか600sだと思いますが300s×5コマで撮影した。薄雲去来で使えたのは2コマ10分でした。
処理はRに混ぜてみましたがいいものやらどうなのでしょうか?総露出105分で、今までとは良く写っています。もう倍は欲しいと思いますがよしとします。

・・・・・・・  以下は備忘録  ・・・・・・・

○使い手の技量不足だった、PHD2は接続の最後に立ち上げるとdalkを見つけ。要求して来なかった。「ダーク」”メニューの「Use Dark Library 」の☑✔が入っていました。マニュアルではわかりにくいが。前回ダークライブラリーを撮像して☑✔をチェックしていたのが効いたようです。

○ただ、ガイドは最初安定しなかった。赤経バランスを東に掛けて東天をガイドした歩留まりは思わしくなかったと推測。ngc7331のL画像の追加撮像を2.5時間試みたが歩留まり1.5時間でチャンチャン。

○気温が下がって来た。彼岸の催事も終わり、例年より遅かった彼岸花もこの連休でやっと開花です。
 孫たちとミミズクを見に山陰ドライブもできました。
20200923_080856



○世羅西まで遠征して良かった。天気予報では南東方向に薄雲去来の予報通り、雲は寄せて来た。宇根山だったらアウトだったと思います。



・・・・ 9/24 22:25 追加投稿 ・・・・
FAPで対数現像などした修正画像をアップします。
M33-lrgb+ha-000-5-2_sd

蒼月城さんのPixInsightのYouTubeで天体の色について”ピンクや紫の色はありませんので・・・!”とのフレーズがありましたが、このM33の出来はマゼンタ色が濃いので際どいですね、でもまぁ、直感的に好みであったら”良し!”などとします。




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