冷却モノクロカメラを実践投入するため只今調整中です。
調整と言ってもしていることはスケアリング調整なのですが初めての試みなので解ってくるまで時間がかかりました。
カット&トライで撮った幾つかの画像の検証と接合面の検証をまじまじと眺める日々(笑)。
記録を幾度も見ながら、すると、かも知れないが見えてきます。そしてまたもカット&トライです。

考えてみれば、反射系望遠鏡では光軸調整は必須のメンテナンスですから、似たような作業なのですが。カメラと思うと敷居が高く感じ、でも取り組まねば性能を発揮できないのです。


調整後、現在の結果
08.17 等倍分割チャート ⑩ 0.6
横位置右側下が追い込みきれていませんが、様子を見ながらとしました。
シムの厚みと挿入の場所の選択、星像形状の振る舞いが予想に近くなるまで時間を要しました。

ちなみに最初は
② レフォルト 接続-0-1_qc
む!ん~~~~~~

調整後、M33 Lフィルターで3分一枚露出
Capture_00003-4
完璧じゃぁありませんがこの辺で前へ進みます。

スケアリング調整
写真鏡はタカハシ製作所のε130Dなので絶対の信頼ですから基準値が定まっていて安心です。
あとはカメラ(QHY163M)とフィルターホイール(CFW3M-US7)。
カメラ本体の中のセンサーはフランジ面に対して平行にあると仮定するしかありません。ここは信頼しないとなりません。

フィルターホイールですが工作精度にメーカーを問わずばらつきがあるとの評を耳にしていましたがやはりでした。
鑑賞写真用の安価なカメラなので仕方が無いわけですが、フィルターホイールボディの厚みの差が傾きとなっています。
フィルターホイールを組み込んだオールインワン式の方が良いかと思いましたが同様かもしれません。


調整はやればできる訳で、技量が身につく話ですが・・・・・・・ユーザーに委ねられているところが微妙な感覚です。星が丸くなると”ニコ!”変です。



・・・・・・・  以下は備忘録  ・・・・・・・
自宅環境ですから限界が・・・・電線・街灯・視界は隣のお宅の屋根・窓明かり

網状星雲(東)
網状星雲-004-lrgb
網状星雲東:L10コマ RGB各4コマ 3分露出 合計63分
バックが茶っぽくなっています。空が汚いのか?LED街灯から5mと離れていないからかなのか?

○”初めてのナローバンド”。sh2-142で試ましたが総露出30分ではモノになりませんでした。
○今夜はハブで構築したLANはエラーメッセージで×。クロスLAN回線を別のものに変えたらOKでした。?
○PHDは旧のまま未対応でした。






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