遠征は6月22日でした。昨夜の方が快晴に恵まれたのかも知れない。吉と出るか凶となるか?今日と決めてたので夜半過ぎからの快晴に期待して出撃しました。
テーマは使いきれていないASI294MCProの課題の解消のためです。
感度は良くて良く写るとの評判のこのカメラ、生かしてきれていません。課題は大量に発生するホットピクセル。斑となっているクールピクセルなど。
撮影した対象は。

カシオペア座 Sh2-162 シャープレス(バブル星雲)
バブル星雲-1-1-6-0
2020 06.22 24:39から撮影(高度37度からスタート)  撮影地:宇根山
[光学系]:GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm  f 1,088mm F5.36)  
[カメラ]:ZWO ASI 294MC Pro    [フィルター]:baader planetarium IR/UVcut”.L”
[パラメータ]:色空間 RAW16  Output:FITS Gain:120 offset:20 冷却:▲10℃
[露出] 3m×45=(135m(2h15m)) 
[機材]:Vixen SXP赤道儀+D60mm f240mm+QHY5L-ⅡM PHD2ガイディング
風も収まり、PHD2ガイドグラフも真っ直ぐです。気温も18度と快適。不思議に夜露もありませんでした。
前線が下がったところへ小さな高気圧が生まれる中に入ってきたようです。


ASI 294MC Proのパラメータで変更したのは冷却温度を▲20℃→▲10℃に下げました。冷却能力は外気温より35℃から40℃ですが、熱帯夜の頃にはフルパワーはきついと思い▲10℃を基準としました。
また、露出時間を3分としました。この光学系ではF5.36です。恒星のすべてが飽和と感じていましたので5分を3分に変更です。レベル調整で具合を確かめたいと思います。

dalkとflat(各20)を▲10℃で同一gain120で再作成、バイアスも作ってflatから引いて事前準備。

結果は最高の空に助けてもらった一枚になったようです。
撮影手順も画像処理も少しずつでも課題をこなせてきています。
淡い部分をあぶり過ぎてしまいました。星雲濃いところの飽和があります。課題です。とは言え成果が見えると楽しみが増えてきます。





・・・・・ 以下の画像処理は自分メモです。※暫定です。 ・・・・・

処理のフローは
fitsでの処理のためStellaイメージ8を使います。
 ①共通dalkとflat補正:バッチ処理
 ②ホット/クールピクセル除去:バッチ処理
 ③ベイヤー/RGB変換:一コマ毎
 ④オートストレッチ:一コマ毎
 ⑤コンポジット
 ⑥レベル調整

②・④のパラメータは試行中です、一応ホットピクセルは出現しないようになりました。
やれやれ!
強調処理に耐える「しきい値」の設定決め。と、手を抜かず「バイアス」を引く。が肝!の気がする。

しかし困ったことに現状では彩度のない画像が出来上がります。(何故、彩度が低いのか?)
今回は、色彩を抽出するためStellaイメージの○マトリックス色彩補正や○Lab色彩調整で何とか色を絞りだして調整できたものの、どうなのか?。

また、フォーマットは高輝度耐性の強いfitsが使えるStellaイメージとFlatAidProでの処理です。
⑥のレベル調整はFlatAidProでもできます。FlatAidProではこの作業シートでデジタル現像と対数現像のブレンドが可能で扱い易く、この高輝度圧縮処理は優れモノだと思います。

そして、その他の○カブリ補正、○ムラ取り、○シャープ系処理、○明るさ/コントラスト調整、○彩度調整、、など。
fitsから→tiffにしてPhotoshopへ渡すなど、レベル補正も含めて行ったり来たりを繰り返してなんとか仕上げることが出来ました(汗)。



このカメラの印象は、カラーセンサーなのですがなんと言いますか?改造デジカメよりとても手間と感じます。手順、引き出しの多い画像処理作業です。
その分、写真の印象は、腰のある画質を秘めているようにも思います。





.