昔に撮影した画像を教材に遠征できない梅雨時期の楽しみ方です。
FlatAidePro を導入したので、使った処理を試してみました。
この写真は2015年4月に撮影したものです。
天文復活して2年目くらいの頃、レンズを物色してたのですね~調べてみたら

レンズは、SIGMA APO MACRO 180mmF2.8(絞りF3.2) でカメラはEOS60D SEO SP4でした。
撮影は露出:4分×6コマ(24分)感度:iso1600でした。

今回処理後はこれです。
IMG_9570-rdk-カブリ補正-2
dalkやflatの処理はしていたようですがカブリ補正は未処理でした。いまだに悩んでいるカブリです。

この天体画像処理ソフト「FlatAidePro」はあの荒井俊也さんによるもので、流石に撮影者の痒いところに手の届く機能が詰まっていると思います。
作品作りからくる課題を実践に基づいて製品化されていますのでうれしいです。しかも性能はなかなかいい!マニュアルも勉強になります。

今回は”カブリ補正”を試しましたが他はこれからまだまだです。
カブリと言っても、フラット処理をしても強調処理をすると現れるカブリというか斑や、光害のように複雑でないカブリなどについても処理機能が搭載されています。

今回は天の川銀河がある領域で光害カブリが載っている対象です。
なので後者の”カブリ補正”機能をつかいます。操作は超簡単です。
まず、TIFFの元画像で状況確認です。
スクリーンショット (5)
右は元画像。左上は元画像から自動で抽出されたカブリ画像。左下は処理後のプレビューです。
カブリ画像をみると下の方にカブリがあります。

スクリーンショット (6)
右の画像の緑の十字をクリックして選択しカブリのないところをサンプリングします。
天の川は外します。
「実行」を押すと完成。元画像に反映されています。

超簡単です。違うパターンのカブリも試してみないとなりませんが取りあえずお試しの記録とします。
前者のフラット後の斑取り(シューディング画像による)処理も試しましたが強力です。良いサンプルができたら記録したいと思います。
試したい機能がまだまだありますが良い買い物だったようです。


ンウ~~3回くらいしか使わなかったこのレンズ勿体無いことをしたかも!



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