南中が23:19です。約4時間撮影ができます。
北天は光害の影響が少ない遠征地でもあります。
北天は赤経が9時台の銀河を狙えば高度も40度以上でスタートの判断で、候補に挙げた中で選びました。腕の細かな模様がとても美しい銀河です。


NGC2841 銀河
光度  9.3等 視直径  8.1'
NGC2841 185m 000-1-2-1
2020 02.23 19:28から撮影(高度46度からスタート)  撮影地:宇根山
[光学系]:GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm  f 1,088mm F5.36)  
[カメラ]:ZWO ASI 294MC Pro    [フィルター]:baader planetarium IR/UVcut”.L”
[パラメータ]:色空間 RAW16    Output:FITS  Binning:1 Gain:120 offset:40  冷却:▲20℃
[露出] 5m×37=(185m)
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + D60mm f240mm + QHY5L-ⅡM PHD2ガイディング
2,000mm相当にトリミング。

いつかは撮ってみたかった銀河、渦の細かい模様を綺麗に捉えるにはもっと露出が必要・・・・
口径も足りないのかもしれません。

〇歩留まり。
47コマ(約4時間)撮影して37コマ採用でした。歩留まり8割弱。
この夜も風に悩まされました。
鏡筒+ガイド鏡+カメラなどで12㎏越えの重量はSXP赤道儀には荷が重いのでしょう。
開放鏡筒であるのも要因だとは思いますが、新たな投資は厳しいので”風の予報と歩留まり”を考えながら付き合います。

〇モニターの前で。
画像処理はいつも上手くなりません。処理ソフトの数値で管理すればと思いますが、ダメな性格です。モニター見ながら感覚で操作してしまいます。
楽しんでいますが上達しない最大の原因であります。
今回も、使い過ぎは良くないと解っていて、色彩・彩度・シャープ系などは過ぎてしまっていると反省。
”露出時間なりでとどめよ!”なのですが。
ついつい。

〇良かったこと。
前回、冷却がストライキしたZWO ASI 294MC Proですが今回は最後まで完走してくれました。
予備に改造デジカメを帯同させて遠征しましたが出番がなくて良かった。
それに、気持ち的に露出時間の2時間・3時間越えの我慢に抵抗が少なくなってきており楽しめていること。持参のホットコーヒーを飲みながら至福の時間。


週間天気予報をみると、2月は終わりになりそうです。次の対象は赤経10時・11時以東の天体でしょうか?

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※追記・・・・迷いが生じてチョット手直ししました。投稿3時間後。
輪郭がキツイ感じが気になって!
コントラストを下げて、明るさを少しプラス。&スターエンハンスを少々。
NGC2841 185m 000-1-2-1
1500×1000
バックに微かな星雲が点在しています。海外の作品ではもっと広範囲にも小さな星雲が確認できました。







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