GS-200RC (f 1,088mm F5.36) にQHY163Mの組合せのファーストライトにしたい思いで遠征をしました。
なんやかんやの調整が長引いていましたので何としても一枚を・・・・・
阻むのは今年の天候不順です。昨夜もGPVやSCW気象予報では上手くいけば3時間チョイの晴れ間しかありません。晴れないです。

NGC2403 銀河

光度  8.4等 視直径 17.8'

ngc2403 LRGB 000-2 lrgb
2020 02.13 20:16から撮影(高度50.6度からスタート)  撮影地:宇根山
[光学系]:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm  f 1,088mm F5.36)  
[カメラ]:QHY163M+CFW3M-US7    [フィルター]:baader planetarium  LRGB
[パラメータ]:色空間 MONO16    Output:FITS  Binning:1 Gain:120 offset:90  冷却:▲20℃
[露出]  L5m×9=(45m)  R 5m×4=(20m)   G 5m×4=(20m)    B 5m×4=(20m)    Total=105m
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + D60mm f240mm + QHY5L-ⅡM PHDガイディング
2/3にトリミング。


遠征記
日没30分前には到着して、明るい内に設営・セッティング。薄暮の中、アライメント・ピントなどルーチン通り、珍しく上手く行きました。
機材の置き場所・配線の廻し方など足に絡まないようになど、おかげで暗所で引っ掛けるアクシデントもなくでした。
壊れていたヘッドライトもビクセンのを購入しました。小さくても明るさ調整できて使い勝手はグー!!両手が空くのは良い。
20200214_105546

しかし撮影はと言うと
雲の去来状況をみて予定の対象は諦めて8等級と明るく高度も50度と高いNGC2403に変更してコマの確保を狙いました。
風はほぼ無風でしたが、前半は雲が去来してガイド星が隠れる状況でLの撮影が進みません。予定の半分で切り上げでした。
月の出22:22までの後半は快晴となりましたが予定していたコマが稼げません。結局RGBは4コマずつしか確保できませんでした。
22時過ぎには撤収を開始して帰路に付きました。
気温6.9度と2月にしてはとても温かい遠征でありました。

画像処理はやっと2度目・2枚目のLRGB合成の経験となりました。
露出は全然足らない状況ですが、念願の写真鏡筒とモノクロ冷却カメラの組み合わせでの一枚になったようです。
対象は明るく大きな銀河で難しいと感じます。いずれ納得の一枚にしたいと思います。
当然、合格には遠いい出来。ですが自分的にはファーストライトの区切りとします。
20200213_175043-0


と言うことで次は何時やら。



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