手に入れていたQHY163Mカメラの調整は1月になったらできると計画していましたが、天候に恵まれません。天体写真派は( ;∀;)の状況です。
この日は月没が21:34です。この遠征地まで雲が下りて来る時刻が早まらないことを願って強行しました。

撮ったのは。
NGC2237 (ばら星雲)    光度  6.0等 視直径 80'
バラ星雲_450sHα-00-01
2020 01.29 21:26から撮影(高度58度からスタート)  撮影地:宇根山
[光学系]:タカハシε130D 430mm F3.3   
[カメラ]:QHY163M+CFW3M-US7    [フィルター]:baader planetarium  Hα7nm
[パラメータ]:色空間 MONO16    Output:FITS  Binning:1 Gain:120 offset:90  冷却:▲20℃
[露出] Hα7.5m×3=(22.5m)
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+ QHY5L-ⅡM PHD2ガイディング
[導入撮像]:StarBookTEN + Stellanavigator10 Charp Cap3.2


目的はQHY163M とFWのスケアリング調整後の結果確認。offset90の確認。Hαの露出時間7.5分はどうか?などです。
天候は次々と雲が広がる状況で十分な露出が掛けらませんでしたが何とか4コマゲットして終了となりました。

ナローバンドフィルター。
Hα撮影は試してみたかった一つです。F3.3と言うこともありますが半値幅7nmでもあり、露出7.5分でも細かいディテールがより明瞭に見え、思いのほか良く写ってくれました。対象も明るいですが望遠鏡が明るいのは何よりも強味だと思います。
過のフィルム撮影の時代、水素増感TP6415+R64フィルターでモノクロを楽しんだ若き頃を思い出します。
光害カットの効果は影響を気にしなくても良いので処理が楽ちんです。
ナローバンドでの取組みはまだ先ですがフィルターは7ホイール全て入れていますので楽しみにしています。

offsetは90にしてみました。dalkとflatを準備し直してライト画像の前処理をしています。

課題のスケアリング調整に手間取っていますが何とかせねば。
デジカメEOS6D SEO SP4装着でスケアリングは良好ですのでフォーサーズではなんてことないはずですがもうチョットです。
ε130Dでこれを通過しないとGS-200RCでの撮影に持ち込めないな・・・・・。