副題:QHY163M 初めてのLRGB合成。
天候不順が続いていて1月はもう無理かと思いましたが、1/21、夕方から晴れました。
いつもご一緒させていただいている星友yさんも到着して久し振りです。

遠征の目的は、モノクロ冷却CMOSカメラ、QHY163Mを試すため。
写真鏡は13ヶ月振りに出動となったε130Dです。
撮った対象は
いっかくじゅう座 クリスマスツリー星団(コーン星雲)
コーン星雲 lrgb-00
2020 01.21 19:24から撮影(高度37度からスタート)  撮影地:宇根山
[光学系]:タカハシε130D 430mm F3.3    [カメラ]:QHY163M+CFW3M-US7
[パラメータ]:Colour Space MONO16    Output Format:FITS  Binning:1 Gain:120 offset:105  冷却:▲20℃
[フィルター]:baader planetarium  L・R・G・B
[Exposure] L5m×20=(100m)  R 5m×6(30m)   G 5m×6(30m)    B 5m×5(25m)    Total=185m
[機材]:Vixen SXP赤道儀 + KOWALM100JC+ QHY5L-ⅡM PHD2ガイディング
[処理]: dalk:12コマ flat:LRGB各30コマ  Stellaimage8 Photoshop cc


遠征記
当日は日没1時間前に現地に到着してゆっくりとセッティングして北極星が見え始めるのを待ちました。
金星は早くから見えていましが、北極星は見えません。セッティング位置を以前の位置にして水平だしして、方角は風景を指標に向けていたのが良かった。
運よくポーラファインダーに入っていました。
そうこうしているうちにデネブが見え、アライメントは金星→デネブ→アンドロメダ座ミラク(StarBookTENとnavigator10同期)→東天のカペラでアライメント&バーディノフでピント出し。
まだ薄明終了まで約30分もあり、試運転に北北東低いM81を導入。PHD2を起動、ダークライブラリー不良があれど無視してガイド撮影。

とまあ~~、ほぼ、とんとん拍子で準備ok! いっかくじゅう座へ向けました。こんなことは滅多にありません。

現況はと言うと。
モノクロ冷却カメラは私の天体写真ライフの新しい取り組みです。
11月末に、特注の接続リングが届いていましたがなんやかんやで手が回らぬ状況でしたのでやっとです。
そうは言っても何もしなかった訳でなく、dalkやflatも作ってみて、取り回しやフォーカス確認など試写は2度ほど自宅駐車場で準備していました。
今回はスケアリング調整の確認や写り具合の確認をテーマとしながらも、上手く行けば念願のファーストライトにしたい。

IMG_4500
撮影を待ちスタンバっています。

結果としては・・・・
撮ったL画像20コマはこれです。100分でこんなものなのかは判断出来ませんが( ;∀;)。
コーン星雲 ①② L20-01111-0


カラー化の画像処理はなんとか体験できました。初めてのLRGB合成は良しとします。
綺麗に仕上げられるよう楽しみができました。
そう、やはり露出時間がものを言うと感じます。

対象は時期外れのクリスマスツリーでしたが、
これをファーストライトということにします”吉”

もう少しの間、ε130Dで撮って、春はRCでの銀河祭りを楽しみたいと思います。


・・・・・・