副題:RC調整後、フラットナーⅡでF8(1,624mm)フルサイズはどうだったか? 

彗星を撮影対象にしたのは随分昔。しかも1,600mmもの長焦点は初の撮影です。   
パンスターズ彗星はぎょしゃ座を通過していました。   

パンスターズ彗星(C/2017 T2)予報光度は11.1等級
2017 T2 4コマ-003
2019.11.05  24:44から撮影 

撮影地:自宅駐車場
光学系:Kasai GS-200RC フラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8.0)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:180秒(3分) ×4コマ=(12分) 気温9度
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング:無風、いい塩梅
導入:starbookTEN Stellanavigator10
前処理:dalk 6コマ・flat なし
処理:DNGonverter・RAP2・CameraRAW・Stellaimage8・Adobe Photoshop cc
   フォーサーズサイズにトリミング
          少し移動していますが恒星基準でコンポジットしました。


この新月の撮影は、10/29と11/05の2回でした。
月没が深夜だったので遠征はせずに自宅の駐車場で撮影をしましたが、気温は結構下がり9℃の季節になりました。
当夜はフェイスオン銀河のIC342の撮影計画でした。
駐車場から見た北の子午線が電柱の横、IC342はこの子午線越えして行きます。
しかも白色LED街灯の上です。
月没23:28。IC342の子午線越えは01:08。その後は電柱と電線越えしないと撮影できません。
それまでの時間がもったいないのでぎょしゃ座の中のsh2で試写をと作業中・・・・・。
Stellanavigator10で対象を確認しますと、丁度パンスターズ彗星が近くにいたので鏡筒を向けてみました。



その後、25:19になってぎょしゃ座のsh2-236を対象に撮影。
sh2-236 000
撮影:感度:iso6400  露出:180秒(3分) ×10コマ=(30分) 

RC光学系はフラットナーの使用により本来の性能を発揮する設計ですのでF8(1,624mm)フルサイズ視野の塩梅をチェックしました。

基本性能の良さを見せてくれるようになりました。これからが楽しみです。