副題:ASI 294MC Proの撮影パラメータの模索  
当夜は久々の遠征となりました。鏡筒の調整後の実写確認を兼ねての遠征でした。   

さんかく座 NGC925   
視等級:10.7等級  視直径:10’.5×5’.9

NGC925-101
2019.10.29 25:07から撮影(子午線越えて1時間後、高度77°からスタート)  撮影地:宇根山
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm  f 1,088mm F5.36) 
バックフォーカス81mm + ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RAW16  Output Format:FITS  Binning:1  Cooler Temperature:▲19.8℃
Exposure:180s(3m)×44Frame=(132m) Gain:180 offset:60  
機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング
dalk6枚 


当夜は切れ切れの雲の通過で撮影が進みませんでしたが、この時刻頃から快晴で無風の条件となりました。夜露が結構ありましたが透明度は良~でした。


1インチセンサーサイズ位にトリミング
NGC925-102-0
鏡筒の光軸調整などの課題も徐々に解決してきて、やっとこさ星は丸くなってくれました。この当たり前のことがこれが中々でした。
APScサイズ内四隅まで良像とされるCCD47、今回はフォーサーズサイズセンサーですが視野内は許容できる星像を結んでくれています。
嬉しいですね。モチベーションが上がってきます。

残る課題は写りです。輝度や色調の美しい仕上げをするにはどうすれば良いかです。


副題:冷却CMOSカメラ、撮影のパラメータについて
この対象はExposure:180s Gain:180 offset:60の設定で撮影しました。
Gainが高かったのかとも感じていますが判りません。


30年も前から天体写真を楽しんでると、当時はフィルム時代で”相反則不軌”・”S/N比”・”ラチチュード”などといった表現で理解をしようとしていたことを思い出します。
デジカメの時代になって、”相反則不軌”から解放されて、数分の短時間露出のコンポジットにより微光の蓄積ができるようになりました。追尾も随分と負担がなくなりました。
そして、生データを扱う冷却CCDやCMOSカメラ時代。
カメラの性能仕様表をみると”Pixrl Size””Fullwe””AD Sample Depth”の数値や ”Readdoun Noise””System Gain””Dynamic range””Fullwe Capacity””dark Current”といったグラフが示してあります。
これとにらめっこして、「階調が無くならず、なだらか」な光のデータを蓄積するために試行を続けていかないとなりません。

古びた爺ぃ~の脳みそで思考すると、要は、「ラチチュード、露光の範囲、寛容度=ダイナミックレンジが広い」となり、「ダイナミックレンジが広い=高いS/N比」などと解釈しています。

今は、散光星雲や系外銀河ばかり狙っています。現状ではGainの管理が重要であるところまで判ってきました。
飽和していないデータを得るための管理です。
SharpCapで表示されるヒストグラムなどを見ながらGainとbrightness(offset)を設定しています。
このカメラASI 294MC ProのGainはユニティーgain120を基準値で模索中で、この設定ならばダイナミックレンジも高いので、光学の口径比を考慮して露光時間を探しています。

SharpCapの撮影データに格納されているエクセルデータのMeansカウント値がヒストグラムのピークを示しており、offset値を大きく設定することにより山を右に移動させています。現在60で試行中。7%辺り。
いずれにせよ、撮影当日の夜空の深度にもよるので経験則を積むしかないと感じています。

当面考えている指標は以下です。
ε130D(F3.3):露出120s・Gain=120・offset=60
8”RC (F5.46):露出180s・Gain=120・offset=60
8”RC (F8):露出300s・Gain=120・offset=60

と!まあ~ 試してみないと判りませんが・・・・・・
取組み方は大きく外していないと思いますが、どうでしょうか?
恒星の飽和は輝きという表現面ではある程度許容する必要があるとは思いますが、色彩が淋しいと感じています。模索が必要です。