副題:ZWO ASI 294MC Proのその後⑤ ※offsetについて。
待ち焦がれた星空の撮影がやっと叶ったように感じました。
例年のことと言えばそうですが、2カ月間は遠征のほんのチャンスも有りませんでしたので嬉しい快晴となりました。
10月4日当夜は22時に月没で、0時半ごろ雲に覆われる予報でしたので1対象でも撮れればと、早めに到着しセティングして待ちました。
風は1mの予報で2時位から2mの風が吹く予報でした。
結果は最初はチョット強めの風とガスにやられましたが、良い方に振れました。4時には撤収しましたが素晴らしい夜空を眺めることが出来ました。
アンドロメダ座 NGC891
視直径:13.1’×2.8’ 光度:9.9等級
2019.10.04 22:15から撮影 撮影地:宇根山
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm f 1,088mm F5.36) バックフォーカス81mm + ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RAW16 Output Format:FITS Binning:1 Cooler Temperature:▲10.0℃
Exposure:180s(3m)×19Frame=(57m) Gain:180 offset:20 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング
dalk6枚 flat20枚 約1インチ相当にトリミング
35コマ撮影して最初の10コマは風の影響でガイド不良、結局19コマ採用でした。
①ピントについて
ピントは鏡筒の温度順応はしたつもりでバーディーノフで合焦の後、約1時間経った第一対象NGC891でしたがどうもジャスピンとはいえないように見えます。
センサーサイズがフォーサーズサイズなので見え方としては拡大感が影響しているのかもしれませんが撮影時にはもっと慎重にでしょうか?
②brightness(offset)について
パラメータで今回Gain:180 offset:20 を設定しました。
Read Noiseは小さくしたいし、ダイナミックレンジは広くしておきたいと言う欲から、どっち付かずのgain=180でしたが、約1時間露出でも良く撮れているように思いました。
今までセットしていなかったbrightness(offset)=1(デフォルト値)を 20にしてみました。仮置きですので理由はありません。
ヒストグラムは少しですが最シャドー側から右に移動し、銀河の階調調整が楽になりました。飽和との頃合いは依然として難しいですからお試しは続くと思います。
撮影時にCaptureに格納されるCapture histogram(Excelデータ)を検証するとoffsetを変更した効果が数値として確認できるはずです。
前回と今回はRAW16で撮影していますからPeaksLeveは4095となっており、比較してみます。その他は以下でした。
前回:露出=5分 gain=180 brightness=1 Means=約130 Peaks=約110(※MeansとPeaksはRGB、Channel毎に違いますのでザックリと平均、約の値です。)
今回:露出=3分 gain=180 brightness=20 Means=約160 Peaks=約400
露出は異なりますが輝度が異なるだけと思い検証してみました。
明らかにヒストグラムの山の左が空いて頂上が右へ移動して幅がゆったりと広がっています。頂上は今回は約400/4095です。約1/10でしょうか。
RGB24で撮影していたとき(前々回以前)は、brightness(offset)=1(デフォルト値)でしPeaksLeveは255でヒストグラムの頂上は左端にあり、山の登りが切られているものもありました。
これでは画像情報が台無しです。改めてbrightness(offset)管理の大切さが解って来たのですが、どの辺りを基準にすればいいんだ~~!(笑)
まだまだ課題があります。出てきそうです。基本のキを把握するまでもう少しかかりそうですね。
じっくりと露出を掛けれるまで・・・・
待ち焦がれた星空の撮影がやっと叶ったように感じました。
例年のことと言えばそうですが、2カ月間は遠征のほんのチャンスも有りませんでしたので嬉しい快晴となりました。
10月4日当夜は22時に月没で、0時半ごろ雲に覆われる予報でしたので1対象でも撮れればと、早めに到着しセティングして待ちました。
風は1mの予報で2時位から2mの風が吹く予報でした。
結果は最初はチョット強めの風とガスにやられましたが、良い方に振れました。4時には撤収しましたが素晴らしい夜空を眺めることが出来ました。
アンドロメダ座 NGC891
視直径:13.1’×2.8’ 光度:9.9等級
2019.10.04 22:15から撮影 撮影地:宇根山
光学系:Kasai GS-200RC+ CCD47(×0.67) (D203mm f 1,088mm F5.36) バックフォーカス81mm + ZWO ASI 294MC Pro
Colour Space:RAW16 Output Format:FITS Binning:1 Cooler Temperature:▲10.0℃
Exposure:180s(3m)×19Frame=(57m) Gain:180 offset:20 機材:Vixen SXP赤道儀 + QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング
dalk6枚 flat20枚 約1インチ相当にトリミング
35コマ撮影して最初の10コマは風の影響でガイド不良、結局19コマ採用でした。
①ピントについて
ピントは鏡筒の温度順応はしたつもりでバーディーノフで合焦の後、約1時間経った第一対象NGC891でしたがどうもジャスピンとはいえないように見えます。
センサーサイズがフォーサーズサイズなので見え方としては拡大感が影響しているのかもしれませんが撮影時にはもっと慎重にでしょうか?
②brightness(offset)について
パラメータで今回Gain:180 offset:20 を設定しました。
Read Noiseは小さくしたいし、ダイナミックレンジは広くしておきたいと言う欲から、どっち付かずのgain=180でしたが、約1時間露出でも良く撮れているように思いました。
今までセットしていなかったbrightness(offset)=1(デフォルト値)を 20にしてみました。仮置きですので理由はありません。
ヒストグラムは少しですが最シャドー側から右に移動し、銀河の階調調整が楽になりました。飽和との頃合いは依然として難しいですからお試しは続くと思います。
撮影時にCaptureに格納されるCapture histogram(Excelデータ)を検証するとoffsetを変更した効果が数値として確認できるはずです。
前回と今回はRAW16で撮影していますからPeaksLeveは4095となっており、比較してみます。その他は以下でした。
前回:露出=5分 gain=180 brightness=1 Means=約130 Peaks=約110(※MeansとPeaksはRGB、Channel毎に違いますのでザックリと平均、約の値です。)
今回:露出=3分 gain=180 brightness=20 Means=約160 Peaks=約400
露出は異なりますが輝度が異なるだけと思い検証してみました。
明らかにヒストグラムの山の左が空いて頂上が右へ移動して幅がゆったりと広がっています。頂上は今回は約400/4095です。約1/10でしょうか。
RGB24で撮影していたとき(前々回以前)は、brightness(offset)=1(デフォルト値)でしPeaksLeveは255でヒストグラムの頂上は左端にあり、山の登りが切られているものもありました。
これでは画像情報が台無しです。改めてbrightness(offset)管理の大切さが解って来たのですが、どの辺りを基準にすればいいんだ~~!(笑)
まだまだ課題があります。出てきそうです。基本のキを把握するまでもう少しかかりそうですね。
じっくりと露出を掛けれるまで・・・・
コメント
コメント一覧 (2)
でもまあ暗黒帯はよく分かります。
それにしても小銀河の細部が写るのは楽しいですね。
自分は主砲を修理に出しているので、
光軸調整方法について妄想?ばかりしております。
ところでイプシロンの光軸修正について、
面白い頁がありましたので参考までにお知らせします。
http://syoshi-i.s287.xrea.com/kizai_tyokusyou_index/kizai_kakubu/koujiku_syakyou/kizai_kakubu_koujiku_syuusei.html
hiro-2415
がしました