銀河の形、恒星の並びや色の取り合わせが面白い画角です。

おとめ座 NGC4527とNGC4536
上  NGC4527 視野角5.9’×2.3’ 光度10.5等級 
下  NGC4536 視野角7.1’×3.1’ 光度10.6等級

ngc4631 4656 -003
2019.05.29  20:05から撮影
撮影地:seranisityou
光学系:Kasai GS-200RC フラットナーⅡ(D203mm f1624mm F8.0)
カメラ:Canon EOS6D SEO SP4改造
撮影:感度:iso6400  露出:300秒(5分) ×10コマ(50分) 気温12度
機材:Vixen SXP赤道儀 + ガイド鏡(D60mm f240mm)QHY5L-Ⅱ PHD2ガイディング  
導入:starbookTEN Stellanavigator11
前処理:dalk 8コマ・flat 30コマ+flatdalk
処理:DNGonverter・RAP2・CameraRAW・Stellaimage8・Adobe Photoshop cc  
      65%くらいにトリミングしています。


撮ってみたくて当夜の最初に鏡筒を向けた対象でしたが、南西方向に近かったので撮影には遅し、途中で諦めました。
下のNGC4536は渦巻銀河と棒渦巻銀河の中間の形状でユニークな形ですが露出が足りないので今一でした。再チャレンジの対象ですね。



備忘録  【 光軸不良それともフォーカサーの課題? 】

当夜の撮影は方角を変えた3対象でした。PHD2のガイディングは概ね上手くいったようです。
焦点距離1600mmでのガイドの面はどうにかなりそうに思いました。


ただ、片ボケがあり検証しています。
接眼部はV-PowerⅡ(S)に換装してあり、重さに対する耐性は額面の通りあるようです。しかし差込み”3点ネジ締め付け”でフラットナーⅡ+6Dボディ=1.0㎏を装着しており。残念ながらこの部分でスケアリング不良が生じる不安があります。

IMG_3203-1
緩んで滑りピンボケの経験があります。3点ネジは”ギュギュっと”締め付けていますが、レンズへの歪みが心配でもあります。

今回撮影をした3方向のコマを見ると、どれも左下が同様な肥大形状です。
西天と東天を撮っています。なので画面の南北が切り替わっていて、カメラの重みによる歪みが原因とすると、片ボケの場所も切り替わっているはずです。しかし、そうはなっていない現象です。

天頂付近に一番近かったりょうけん座の画面も同じ形状です。

と言うことで、疑うのは光軸です。再度調整し直してみることにします。